温海かぶ

 温海かぶは、山形県鶴岡市温海地区の山間地帯で400年も前から栽培されている歴史のある赤かぶで、古くは徳川将軍に献上したという記録も残っています。また現在では珍しくなった焼畑農法によって栽培されることでも知られています。自然農法で作られるため天候に大きく左右され、さらに生産者の高齢化により生産量が限られています。その収穫した貴重なカブの殆どは甘酢漬けにされ、その味・色・歯ごたえが共に優れていることから美味しい漬け物として全国的に知られるようになりました。


●温海かぶの特徴

 温海かぶは、水はけの良い高冷地を好むため、伐採跡地など山の急斜面を利用して栽培されています。一度下草を刈り払いし、焼畑した後に種をまきます。その後、除草と間引きをして、雪の降る頃までには収穫を終えます。焼畑は雑草や病害虫を防除し、残った灰が自然の肥料となる原始的な農法で代々培われてきた村人の知恵です。


7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月
  刈り払い 焼畑 → 種まき → 除草・間引き 摘み取り → 漬け込み  


焼畑

種まき

かぶ畑

 収穫された温海かぶの殆どは、甘酢漬けにされます。生の温海かぶの外皮はあざやかなピンク色ですが、中の果肉は真っ白です。しかし、砂糖・塩・酢で漬け込むことで、添加物や着色剤を一切使わずに中まできれいなピンク色に染まります。

 
*** 8月27日に行われた野焼きの様子を一部お伝えします♪ ***

■8月27日(火) 快晴
 場所は温海町(あつみまち)の一霞(ひとかすみ)地区。以前温海スキー場が有った所だということでした。
 行ってみると幸いにもそこはそんなに高くない小高い丘といったところでした(^_^)。その斜面を予め下刈りし乾燥させた所を焼き払うとの事です。想像していたより狭い場所でしたが、傾斜は結構きつい感じでした。焼き畑(かぶ)は去年と場所を変える(連作しない)との事です。

 最初は野焼きというと、煙が環境に悪いのではないかという思いもありましたが、きちんと下刈りをして乾燥させてあるので、火を付け始めてから消えるまで時間にして約30分、撮影しているとあっという間で、煙りも自然の草を燃やした物、これで栽培出来るのであれば逆に自然にやさしい農法と言えるような気がします。

 山の持ち主は結構高齢の夫婦の方で他に2人手伝いに来ていました。その日はあと2カ所焼き払う予定との事、結構きつい仕事です。私はカメラを手に麓の方を行ったり来たりしていましたが、火の輻射熱も加わり汗が滝のように流れ落ちました。
 最後に小川で冷やしていた西瓜を戴き、それがうまいのなんの!たとえようがありませんでした。ごちそうさまでした。

文責miura@K



火は麓(下)から付けるものと思っていましたが(私だけ?)、大間違いで上から付けるのが鉄則。火をコントロールし易いとのことです。
 
小枝に火を付けて燃え残りが無いように、手際よく火を回していく。
 
約30分後にはご覧のようなふわふわの灰に覆われました。火で病害虫や雑草を駆除し残った灰が天然の肥料になります。

■10月3日(木) 快晴
 収穫が始まってきたという知らせを聞き、8月27日に焼き畑を行った場所に行ってみました。

 そこはまだ小さめで収穫出来そうにはありませんでしたが、少し前に種まきが終わっていた隣の畑では可成り大きなカブが地面から顔を覗かせていました。大きさは不揃いで後から聞いた話ではカブは一斉に収穫するのではなく、大きくなったものから順次収穫し、最終的には12月くらいまで続くそうです。

※10月11日にはここも収穫が始まっていました。

文責miura@K



野焼きを行った所は緑のカブの葉に覆われていました。
 
綺麗な水と空気を吸ってすくすくと健康に育っている。といった感じです。
 
隣の畑では赤いカブが所々顔を覗かせています。

●美味しい食べ方

 かぶはくし形に切るのが一番美味しいとされる食べ方です。食べる時は、かぶの旨味の出た漬け汁と一緒に器に入れ、浸して食べるとより一層美味しく味わえます。かぶ独特のカラミは空気にさらすほど抜けてしまいます。開封後は、お早めにお召し上がり下さい。

※カラミの苦手な方は、開封後しばらくしてからお召し上がり下さい。

くし形に切る

漬け汁と一緒に器に入れる

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有限会社 大成農産 山形県鶴岡市小国字川前11-2

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